おわりに
受講お疲れ様でした。 ここでは、本コースの内容を振り返ります。
本コースでは、 普段の業務で使っている Google Workspace ( Gmail 、 Google Docs 、 Google Sheets 、 Google Slides 、 Google Meet など)に組み込まれた生成AI( Gemini )を、日々の業務のさまざまな場面で主体的に使いこなすこと を実践的に学んできました。
新しいツールを別途覚えるのではなく、 使い慣れたツールの中で、場面に応じて生成AIの活用方法を使い分ける ことで、メール作成・資料作成・議事録・データ集計といった業務を、単に速くこなすだけでなく、進め方そのものをより良いかたちへと変えていくことが本コースの狙いです。
このコースで学んだこと
- 生成AIを安全に業務へ組み込むために(組 み込む立場としての責任、リスク、リスクを防ぐ考え方、各フェーズでの実践)
- 業務での生成AI活用に必要な知識(Geminiの各種サービス、プロンプト基礎と応用)
- ハンズオンによる実践
各セクションのポイントまとめ
生成AIを安全に業務へ組み込むために
- 生成AIをシステムに組み込んで提供する立場には、透明性・公平性・説明責任・プライバシーの4つの観点に配慮する責任がある
- 生成AIにはバイアス、ブラックボックス化による信頼低下、プライバシー漏洩、ハルシネーションなどのリスクがあり、これらを適切に管理することが導入成功の条件である
- 「倫理観の高い担当者の判断」や「チェックリスト」だけでは安全は保証されず、組織的なレビュープロセスと批判的思考で最悪のシナリオまで想定することが重要である
- 安全に組み込むための実践は、提案・要件定義から設計・開発・テスト、運用、組織づくりまで、各フェーズを通じた継続的な取り組みであり、リスクを率直に議論できる心理的安全性のある環 境づくりも欠かせない
業務での生成AI活用に必要な知識
プロンプト基礎のおさらいと応用
- プロンプトは、生成AIへの指示・背景・入力データ・出力形式を整理して与えることで、回答の品質と一貫性を大きく改善できる
- ペルソナは、精度向上よりも文体やトーンの調整に有効であり、文脈として自然に組み込むと効果的である
- 応答を評価し、追加の指示を出すことで品質が向上する
この講座で紹介したサービス
| サービス | 主な機能 |
|---|---|
| Gmail | メール作成、返信文の自動生成、長文メールの要約、文体の調整 |
| Google Meet | 会議中の議事録作成、途中参加時の要約、リアルタイム翻訳字幕 |
| Google Docs | 文章の下書き、推敲・校正、要点整理、画像生成 |
| Google Sheets | 表の自動作成、関数の自動生成、データ分析、AI関数での一括処理 |
| Google Slides | スライド構成案の作成、発表原稿の生成、資料の要約 |
| Google Drive | 資料横断での質問応答、要約、情報整理 |
| Google Vids | Slidesからの動画変換、動画生成、アバター生成 |
| Workspace Studio | 自然言語によるノーコード自動化、AI判断を組み込んだワークフロー構築 |
| Google Gemini | 質問応答、テキスト生成、画像生成、動画生成、音楽生成、Web検索 |
| Gem | 特定の役割に特化したカスタム生成AI作成、毎回の指示を簡略化 |
| Deep Research | Web上の情報を自動調査・分析し、レポートを作成 |
| Canvas | 文章やコードを対話しながら共同編集し、反復的にブラッシュアップ |
| Gemini Notebook | PDFやドキュメントを基にした要約、質問応答、資料分析、スライド生成 |
| Google Apps Script(GAS) | 環境構築不要で、Googleサービスと連携しながら業務を自動化できるツール |
| Gemini in Chrome | 現在のWebページやタブを生成AIが読み取り、要約・質問・比較ができる |
実践力をつけるハンズオン
- 業務プロセスの複数の工程・場面において、目的や状況に応じて生成AIの活用方法を使い分けるスキル
- 自職種の専門的な業務において生成AIを活用するスキル
- 生成AIを活用して、未知の技術領域や未経験の領域の課題に対応できるスキル
- 有用なプロンプトや活用事例をチーム内で共有し、他者の生成AI活用を支援するスキル
TDI GenAI Advanced 認定条件について
TDI GenAI Advanced の認定条件は以下の通りです。
本コースを受講のうえ、 【TDI GenAI Advanced】生成AI業務活用レポート を提出し、上司の承認を得ることで認定されます。
本レポートは、 ハンズオンで得た知識をもとに、日常業務における生成AIを用いた効率化案をまとめ、上司に送る 形で作成します。
上司に 承認された時点で、本講座は完了 となります。
詳細は TDI GenAI Advanced 認定条件について を確認してください。
TDI GenAI Advanced と認定されることで、 認定者の生成AI成熟度レベルが Lv.2 : AI Active となります。